高校生の3割、ハッカーを「天才」と評価!教育者は困惑―北京市

Record China    2008年1月31日(木) 23時13分

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30日、「北京市内高校生道徳意識調査」によると、「ハッカーは天才」とする回答が3割を占めた。専門家は危惧を隠せないようだ。資料写真。

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2008年1月30日、北京師範大学が行った、「北京市内高校生道徳意識調査」の結果が北京青年報インターネット版に掲載され、3分の1以上の高校生が「ハッカーは天才」と答えた。専門家はこの「ハッカー崇拝」を危惧し、教育関係者の指導を強化すべきだと主張した。

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調査対象は北京市内の高校生約4000名。内容はインターネット、タバコ、飲酒や流行のファッションへの見方にまで及ぶ。その結果によると、高校生がネットを使って「よくすること」は、54%を占めた「検索」に続き、「音楽を聴く」、「ネットサーフィン」、「チャット」、「ゲーム」、「ソフトのダウンロード」、「メール」「コミュニティへの参加および討論」の順。

北京師範大学教育学院の魏曼華(ウェイ・マンホワ)教授によれば「調査対象の4分の1がよくチャットを利用している。傾向としては、女子よりも男子、農村より都市の学生、収入の多い家庭の子どもが頻繁にチャットをしている」という。一方、75%の学生が「ネット上ではなんでもありだ」という意見には反対で、何者かに攻撃された場合、46.3%が「無視」、31.6%が「通報」、16.7%が「反撃する」と答えた。

しかし、最も驚いたのは「ハッカーは天才」だと評価する意見の多さ。収入が多い家庭の学生に特に多い意見だった。これもまた、男子に多く、都市の学生に多い。魏教授は「この認識を改めさせるよう、全ての教育機関は指導していくべきだ」と述べた。(翻訳・編集/小坂)

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