＜会計検査＞06年度の不正流用629億円が返上済み―中国

2008年1月31日、国家審計署（会計検査署）が、「06年度予算執行会計検査に対する是正公告」を発表した。06年度の会計検査で発覚した不正支出・流用公金のうち、07年10月末までに41億9500万元（約629億円）が返還され、逮捕・起訴者は88人に上ったという。北京の「京報時報」が伝えた。

【その他の写真】

また、年金や失業保険基金で是正勧告を受けた86億6600万元（約1290億円）のうち、98．5％がすでに返還されたという。監査では北京、天津、河北など22の省（区・市）で不適切な会計処理が指摘されていた。さらに56の中央省庁で問題が指摘された348億5300万元（約5220億円）のうち、是正勧告を受けた151億3400万元（約2270億円）に関する返還率は95．5％に達した。

このほか中央企業のトップに対する監査では、22件の不正案件が発覚。14人が逮捕・起訴され、24人が党紀・政紀処分となったという。（翻訳・編集/NN）