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30日、中国における大雪の被害が17省に拡大し、死者38人、緊急避難者数160万人以上に上った。緊急救援レベルはこれまでの「レベル4」から2番目に高い「レベル2」に引き上げられた。写真は江蘇省で除雪をする数百人の武装警官。
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2008年1月30日、中新社の報道によれば、中国政府民政部は30日夜、大雪の被害が17省に拡大し、家屋倒壊や転倒、溺死などで38人が死亡したと発表した。民政部は、湖南、湖北、貴州、広西、江西、安徽など六省・自治区に出されていた緊急救援レベルをレベル4から2番目に高いレベル2に引き上げた。中国新聞網が伝えた。
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1月10日以降続いている低温、雨、雪により、浙江、江蘇、安徽など17省(地方、市、兵団を含む)で様々な被害が出ており、現在までに緊急避難者数は160万人以上、被害を受けた農地は1億ムー(約6万6670平方キロメートル)以上、倒壊家屋14万9000戸、損壊家屋60万戸以上で、直接的な経済損失は326億7000万元(約4850億円)に達している。
今回の災害について、民政部は救援活動に尽力するとともに、財政部と協力して湖南、湖北、貴州、広西、江西、安徽の六省(地方)に合計1億9300万元の被害者救済金を支給している。
また、民政部は解放軍から軍用の綿入りコート29万着、掛け布団41万9000枚を緊急調達し、被害の深刻な地区を優先して救援活動を行っている。さらに、各地方政府に対して鉄道、高速道路部門と協力して足止めされている人たちの支援活動を行うよう指示を出しているそうだ。(翻訳・編集/岡田)
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