反日投稿で物議醸した中国の実業家、「ネットは怖くない。愛があるのなら大胆に発言すべき」

Record China    2016年10月11日(火) 12時30分

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10日、「日本のホテルで水を出しっ放しにしてやった」とネットに投稿したことで大反響を巻き起こした中国の実業家、郭斌氏が、「ネットはそれほど怖いものではない。愛があるのなら思い切って発言すべき」と主張する文章を発表した。

2016年10月10日、「日本のホテルで水を出しっ放しにしてやった」とネットに投稿したことで大反響を巻き起こした中国の実業家、郭斌(グオ・ビン)氏が、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に「ネットはそれほど怖いものではない。愛があるのなら思い切って発言すべき」と主張する文章を発表した。

郭氏は中国の元卓球女王、王楠(ワン・ナン)さんの夫で、満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日である先月18日に「日本へ行ったことがあるが、日本製のものは家電を含めて何も使ったことはない。日本のホテルでは水道を出しっ放しにしてやった」などと投稿したことが物議を醸した。今月1日に同氏はウェイボー退会を宣言したが、5日夜には復帰。自身に批判的な人に対して「相手にしない」との態度を見せていた。

10日に発表した文章で同氏は、問題の投稿をきっかけにネットユーザーと壮絶な言い争いになったが、最も耐えがたく、理解不能だったのは一部のメディアが「都合のいいように解釈された文章」を引用して報じたことだと訴えた。さらに自身の本意とかけ離れたタイトルで読者を誘導する勢力がますます大きくなっていると述べ、「この報道を見たネットユーザーが自分を非難することは理解できる」「ネット上の暴徒より怖いのは、真実を正確に伝えない文章を書く人間がいること。無責任な報道で多くのネットユーザーを暴力的な行為へと導いている」などと主張。最後に「今回の騒動で悔しい思いをしたが、ネットはそれほど恐ろしいものではない。愛があれば思い切って発言すべきだと信じている」とつづった。

この投稿を見たネットユーザーからはさまざまな意見が寄せられており、「前向きな人だ」などと支持する声もあったが、「日本に行って水を出しっ放しにしたことを『愛国』だと思っている。本当に恥ずかしい」「愛国者ならなぜ日本に行った?」「王楠のイメージが悪くなった。残念なことだ」など反発する声も依然、聞かれる。(翻訳・編集/野谷

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