インドネシア、新鉄道建設で日本に優先権提供=高速鉄道の“補償”か―英メディア

Record China    2016年10月10日(月) 17時30分

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8日、BBC中国語版サイトは記事「インドネシア政府、日本にジャカルタ・スラバヤ間鉄道の建設プラン提出を打診」を掲載した。日本が融資し、インドネシア企業と日本企業が共同で建設に当たるという計画で、日本に優先権が与えられているという。写真はスラバヤ。

2016年10月8日、BBC中国語版サイトは記事「インドネシア政府、日本にジャカルタ・スラバヤ間鉄道の建設プラン提出を打診」を掲載した。

スマディ運輸相はロイター通信の取材に応じ、ジャカルタ・スラバヤ間鉄道の建設について日本に打診していることを明らかにした。日本が融資し、インドネシア企業と日本企業が共同で建設に当たるという計画で、日本に優先権が与えられているという。路線は新設区間に加え既存線のアップグレードも予定されている。大部分の用地がすでに確保済みで、昨年中国の受注が決まったジャカルタ・バンドン間高速鉄道よりも低予算での建設が可能になる。

インドネシアにとって日本は最大の援助国。しかし昨年、高速鉄道建設を中国が受注したことによって両国関係にひびが入った。ジャカルタ・スラバヤ間鉄道建設で日本に優先権を与えたのはその補償という側面が強いとみられる。

高速鉄道建設で中国が勝利した最大の要因は、融資返済に対する政府保証を不要とした点だった。日本側は低利融資を打診したがあくまで政府保証を求めていた。スマディ運輸相は「(ジャカルタ・スラバヤ間鉄道でも)政府が保証することはおそらくない」と発言しており、日本側がこの条件を受け入れるかどうかが注目される。(翻訳・編集/増田聡太郎

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