<大雪>今なお多数の足止め客、治安維持に5000人の警官が出動―広東省広州市

Record China    2008年1月30日(水) 16時24分
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27日、広東省ですべての列車の切符が販売停止になったが、広州駅には今なお足止めされている客が多数おり、乱闘騒ぎも起きている。治安維持に5000人の警官が出動した。写真は28日の広州駅。

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2008年1月29日、総合新聞によれば、大雪の被害がますます深刻になっている。中国を南北でつなぐ京広線(北京―広州)が28日、停電のため再び運休となり、多数の帰省客が広州、深センに足止めされている。

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大雪はすでに半月に及んでおり、27日から28日未明までに、長江沿岸の湖南、湖北、安徽、江蘇など10省の都市で深刻な被害が出ているほか、28日には各地で暴雪警報が発令され、陸空の交通がほぼ完全に麻痺する事態となっている。胡錦濤(フー・ジンタオ)主席は人命の最優先と被災地救援に対応するよう指示を出す一方、温家宝(ウェン・ジアバオ)総理は28日、被災地の現地視察のため湖南へ赴いている。

出稼ぎ労働者の旧正月帰省ラッシュが始まっている中、政府は28日、広州で50万人の旅客が足止めされていることを発表したが、民間での調査では100万人近い人がこの大雪の影響を受けていると推定されている。政府は27日夜、2月6日まで広東省での列車の切符販売をすべて停止するとの緊急宣言を行い、すでに購入済みの旅客に対しては払い戻しをし、現地で年を越すよう呼びかけている。切符の販売停止は深セン、上海杭州などでも行われているそうだ。

しかし、広州駅には28日の時点で今なお10数万人がとどまっており、列車の運行を待ち続けている人の中には事態に耐えきれず口論を始める者や乱闘騒ぎを起こす者、叫び出す者や錯乱状態に陥る者が続出するなど混乱が生じており、通報を受けて警察が出動する事態となっている。混乱を受けて当局は広州駅に1500人の警察官を配備、さらに4000人の公安武装警察を広州駅周辺に配備し、治安の回復と維持に尽力しているという。

また、足止めされている人があまりに多いことから、広州駅前広場の至る所にゴミが散乱しているほか、トイレも足りておらず、そこかしこから臭気が漂っているという。(翻訳・編集/岡田)



   

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