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3日、環球網によると、ベトナムにある台湾企業の工場周辺で2日、現地の漁業関係者らが工場による環境汚染に抗議する集会を開いた。写真はベトナム漁船。
2016年10月3日、環球網によると、ベトナムにある台湾企業の工場周辺で2日、現地の漁業関係者らが工場による環境汚染に抗議する集会を開いた。
現場となったのは台湾プラスチックグループが中北部のハティン省に構える製鉄所。集まった人々は工場が引き起こした海洋汚染で中部沿海の魚が大量に死んだと抗議、会社側にベトナムからの撤退と賠償を求めた。台湾当局の発表によると、抗議活動に参加した人はおよそ3000人だが、台湾メディアは「行われたデモには約1万人が加わった」と報じている。
ベトナムでは今年4月、中部海域を中心に魚が大量に死ぬ事故が起き、当局は6月末に同工場による海水汚染が原因と発表した。工場に科せられた罰金は5億ドル(約500億円)。事故が明らかになって以来、現地では台湾企業に対する抗議活動が何度も起きており、東南アジア、インドとの関係強化を打ち出した蔡英文(ツァイ・インウェン)政権の「新南向政策」にとって「痛手」との声も上がる。(翻訳・編集/野谷)
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