中国の大橋、何が「世界一」?―中国メディア

人民網日本語版    2016年9月30日(金) 20時0分

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世界最長のベイブリッジ、径間最大の鉄道・道路併用橋、初の鉄道・道路併用ベイブリッジなど、中国の河川や海洋では大橋の建設が盛んに進められている。

世界最長のベイブリッジ、径間最大の鉄道・道路併用橋、初の鉄道・道路併用ベイブリッジなど、中国の河川や海洋では大橋の建設が盛んに進められている。大橋はいまや中国にとって新たな「顔」となった。中国橋梁界は世界の橋梁のために、まざまな「世界一」の記録を打ち出している。新華網が伝えた。

○橋梁数が世界最多

現在、中国の道路には計80万基近くの橋梁がかかっている。鉄道橋の総数は20万基を上回っており、橋梁数で中国は世界トップとなった。

○橋梁の径間最大

径間は一つの国家の橋梁建設における技術レベルをはかる重要指標となっている。中国は十数年前から毎年のように世界橋梁建設において記録を更新してきた。世界十大アーチ橋、十大梁橋、十大斜張橋、十大吊り橋、どれを取っても、中国の橋がトップ10の半数以上を占めている。

○世界最長のベイブリッジ―膠州湾跨海大橋

2011年6月に竣工・開通した青島海湾大橋は、中国が自主設計、施工、建造した特大ベイブリッジ。全長36.48キロメートルの同橋は、現在竣工・開通している中で世界最長のベイブリッジだ。

○建設中のベイブリッジで世界最長―港珠澳大橋

東の香港地区と西の珠海・澳門地区を結ぶ港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋は、全長55キロメートルで、現在建設中のものでは世界最長のベイブリッジだ。2009年12月15日、港珠澳大橋が正式に着工。2016年9月27日に橋梁工事が完成し、全線が貫通した。大橋全体は2017年末に竣工・開通の予定。

○世界で径間最大の鉄道・道路併用橋―滬通長江大橋

建設中の滬通(上海−南通)長江大橋は、主径間長が1092メートルで、完成後は世界初の径間長1000メートル超えの鉄道・道路併用橋となる。また、同大橋のメインタワーの高さは325メートルで、建物なら100階建ての高さに相当し、世界で最も高い鉄道・道路併用斜張橋となる。

○世界最長の高速鉄道橋―丹昆特大橋

京滬(北京−上海)高速鉄道丹陽・崑山区間の特大鉄道橋で、全長は164.85キロメートル、その長さは世界一だ。2011年6月に開通した。

○世界最長径間の鉄骨アーチ橋―朝天門長江大橋

重慶朝天門長江大橋の主径間長は552メートルで、1996年に建設された径間長550メートルの黄埔大橋を抜き、世界最長径間の鉄骨アーチ橋となった。2006年3月に着工し、2009年4月に開通した。

○世界初の「本当の」鉄道・道路併用ベイブリッジ―平潭海峡公鉄両用橋

全長16キロメートルの平潭海峡公鉄両用橋(道路・鉄道併用橋)は、新しく建設される福州―平潭鉄道と長楽―平潭高速道路の要となる構成要素で、世界初の「本当の意味」での鉄道・道路併用ベイブリッジとなる。現在、建設工事は急ピッチで進められており、2019年に竣工・開通予定。

○世界一高い吊り橋―四渡河大橋

湖北省巴東県にある四渡河大橋は、滬渝(上海―重慶)高速道路の最難関工事区間となった部分で、主径間長は900メートル、橋面と底との距離は560メートル、建物なら200階の高さに相当し、開通済みの橋では、世界一の高さを誇った。しかし、今年9月10日、杭瑞(杭州―瑞麗)高速道路の最難関工事区間となった部分である尼球河大橋と正式に接続。同大橋の橋面と底との距離は564メートルに達し、竣工・開通後、世界一高い橋の記録をさらに塗り替えた。

○世界で最も「強い」橋梁建設企業―中鉄大橋局

中鉄大橋局は「中国で最も多くの橋梁を建設している企業」と称えられている。今までに、国内外で2000基以上の大橋を設計・建設し、その総距離は2000キロメートルを上回った。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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