故宮博物院からジャッキー・チェン寄贈の「十二支像」撤去、「中国の統一工作?」過去にはペンキかける騒動も―台湾

Record China    2016年9月23日(金) 21時0分

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22日、台北にある故宮博物院の分院にジャッキー・チェンが寄贈した十二支像が撤去されることが明らかになった。

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2016年9月22日、台北にある故宮博物院の分院にジャッキー・チェン(成龍)が寄贈した十二支像が撤去されることが明らかになった。東森新聞網が伝えた。

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ジャッキー・チェンの映画「ライジング・ドラゴン」でも知られる十二支像の複製品は、故宮博物院の分院「故宮南院」に設置されている。この像について台湾では、「中国側による統一工作の一つ」「複製品の押し付け」などと批判も多く、昨年12月にはペンキがかけられる騒動も発生して話題になった。

この十二支像が撤去されることが明らかになった。故宮博物院の林正儀(リン・ジョンイー)院長が22日、立法院で質疑応答の際に語った。その理由について、コレクターからの「芸術性が低い」という意見や、一般社会からの「政治的問題への指摘」、文化人からの「海外作品ではなく、地元の芸術品を置くべき」という声など、多方面から寄せられた意見を検討した結果だと語っている。なお、撤去後の設置場所は未定となっている。

この決定に対し、ジャッキー・チェンのエンタメ企業「JC Group」が声明文を発表。寄贈した理由について「文明を尊重し、文化を保護する」ことが目的だったとしており、今回の故宮博物院側がそれとは異なる態度見せたことについて、「考えを尊重する」としている。(翻訳・編集/Mathilda

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