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20日、中国で最も権威あるニュース番組「新聞聯播」の顔である羅京アナが娯楽番組でヒット曲を歌ったことで、大変な物議を醸していることが分かった。写真は「7時のニュース」の様子。男性が羅アナ。
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2008年1月20日、中国で最も権威あるニュース番組「新聞聯播」(7時のニュース)の看板アナウンサーが娯楽番組でヒット曲を歌ったことで、大変な物議を醸していることが分かった。「権威失墜」という反対派から「意外とカワイイ」という擁護派まで賛否両論とか。「新聞午報」が伝えた。
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話題の中心人物は、最高視聴率50%以上を誇るこの国民的ニュース番組で、89年から「番組の顔」を務める羅京(ルオ・ジン)アナウンサー。中国共産党と政府の思想教育の場である「超お堅い系」ニュース番組の顔だけあって、ご本人も「笑った顔を見たことがない」といわれる「超堅物」だ。その羅アナが娯楽番組で台湾の超人気歌手ジェイ・チョウ(周杰倫)のヒットナンバーを歌ったのだから、中国人民がビックリ仰天したのも無理はない。
実のところ、この「7時のニュース」、最近ではかつての栄華も影をひそめ「古臭い」「党の宣伝ばかりでニュースではない」と視聴率低迷が続いている。そこで若いアイドル系アナウンサーの投入などで、何とか人気を取り戻そうと必死のようだ。羅アナの挑戦は、果たして番組のイメージアップに一役買っただろうか?(翻訳・編集/NN)
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