出稼ぎ労働者の集団暴行事件、賃金不払いへの抗議が発端、会社側に重い処分―江蘇省南京市

Record China    2008年1月24日(木) 16時45分

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1月21日の報道によると、16日に江蘇省南京市の建設現場で男性労働者が集団暴行により腕を切断された事件で、市政府は男性が会社側に賃金不払いを抗議したのが発端として、同社の責任を認め、追放処分を科した。写真は別の現場で働く労働者。

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2008年1月21日、「楊子晩報」の報道によると、南京市政府は南京市り水県の建設現場で16日起きた出稼ぎ労働者の男性への集団暴行事件について記者会見した。

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被害者はこの現場で働いていた出稼ぎ労働者、王超(ワン・チャオ)さんで、斧などを持った集団に襲われ、左腕を切断された。調べによると、王さんは会社側に賃金の未払いなどをめぐって抗議するなどトラブルとなっており、市政府はこれが事件の発端になったと断定した。王さんは暴行後、すぐに病院に運ばれたが、現在も不安定な容態だという。

今回の事件を重くみた市政府は、この現場を請け負っていた中国建築第五工程局(中建五局)が暴行に関わっていた疑いもあると見て、江蘇省から永久追放処分とすると発表した。今後、中建五局及びグループ会社は省内で新規工事の受注が出来なくなる。さらにほかの違反行為がないかどうかも厳しく追及するという。(翻訳・編集/NN)

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