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1月、オルブライト元米国務長官が次期米大統領へ向けた著書を出版した。その中で、アメリカ政府が台湾の防衛協力を未だ正式に決定していないことを暴露した。写真は台湾の総統府。
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2008年1月21日、台湾の中央通訊社の報道によれば、アメリカの元国務長官オルブライト氏が著書を発表した。その内容から、アメリカ政府は台湾がアメリカの戦力を前提に中国を挑発することを恐れ、台湾が攻撃を受けた際にアメリカが台湾の支援を行うか、未だ正式な決定を出していないことが明らかになった。中国新聞網が伝えた。
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オルブライト氏が新たに出版した『大統領当選者あてに送るメモ』(Memo to the President Elect)は、氏の個人的な経験と考察から、年末に選出される次期大統領へアドバイスを送る内容となっている。
同書でオルブライト氏は、中国と台湾がお互いに挑発するようなことがなければ、東アジアの平和は維持されるだろうと予想。少なくとも数年は、米中間で大きな衝突もないとの見方を表した。台湾はこれまで同様、自制と挑発という二つの危険な選択肢を迫られ続けるだろうとの考えが示されている。(翻訳・編集/岡田)
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