8月31日、中国3大ポータルサイト・騰訊のニュースチャンネル「騰訊新聞」によると、山東省に身長170cm妻と身長100cmも満たない夫のおしどり夫婦がいます。

山東省日照キヨ県に暮らす、林彦華（リン・エンファー）さん（50歳）は、先天性の成長ホルモン分泌不全性低身長症で、身長は100cmにも満たしません。妻、陳桂雲（チン・グイユン）さん（44歳）は、身長170cm大柄で、誠実な女性です。二人は2003年に結婚し、十数年経た今も外出する時はいつも一緒のおしどり夫婦であります。

二人の出会いは、2003年までさかのぼります。ある日、急いでいた陳さんがタクシーの後部座席に飛び乗ると、いきなり叫び声がしました。なんと、背丈が小さく、見えなかった林さんの上に座っていたのです。こうして、二人は出会いました。陳さんは、一度離婚を経験しており、つらい結婚生活のせいで男性不信に陥っていました。しかし、林さんが経営する家電修理店に足を運び、談話をするうちに、林さんの素朴で芯の強い性格に魅了され、二人の距離は縮まっていきました。

林さんは、先天性疾患がありながらも、家族に迷惑をかけたくないと、長年の間、家電修理に携わり、今では自分の店も持っています。妻の陳さんも夫を手伝う傍ら、自動車保険や海外労働手続き関連の事業も行っており、二人の働きぶりは周囲からも一目置かれています。

今年5月、キヨ県障害者連合会、キヨ県ボランティア協会が共同で障害者集団結婚式が開催されました。そこで、林さん夫婦も参加し、多くの友人や市民が見守る中、思い出に残る結婚式が行われました。（提供/フライメディア）