日本製が主流のタイ鉄道市場、ついに中国が出現―中国メディア

BRIDGE    2016年9月1日(木) 22時0分

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タイ・バンコクの鉄道駅で8月29日、中国産旅客列車のテスト運行式が行われ、プラユット首相ほか政府高官らが試乗に臨んだ。写真は式典が行われたバンコクのフワランポーン駅。

タイ・バンコクの鉄道駅で8月29日、中国製旅客列車のテスト運行式が行われ、プラユット首相ほか政府高官らが試乗に臨んだ。タイが中国企業と契約を結んだのは2014年10月。総額は9億元(約138億円)以上に上る。

国際在線が30日付で報じたもので、全車両の引き渡しは10月に終わり、バンコク−チェンマイなど主要4路線に投入される見通しだ。バンコク−チェンマイ間は最高時速120キロ。タイ鉄道当局が新型車両を導入するのはここ20年で初めてで、製造した中国中車長春軌道客車の関係者は13年3月に発表された国際入札を「激しい競争を勝ち抜くことができた」と振り返り、「これまでタイの鉄道車両は日本、欧州、韓国、米国などから輸入したものがほとんどだった。中国製が初めて採用されたことは歴史的な突破。中国の高い鉄道技術が認められた証しだ」と語った。

プラユット首相は式典当日、「われわれは高速鉄道を含め、鉄道システムを大きく発展させる必要がある」と述べ、新型車両の導入はタイの鉄道整備にとって大きな進歩と評価した。また、工業省の関係者は「中国製は欧州基準に達している」とコメント。さらに、同メディアは「中国の高速鉄道の速度、安定性は日本、欧州と同レベル。中国製の新車両は座り心地が良く、清潔。これまでの車両とは違う」と話す現地のメディア関係者の感想を伝えている。(提供/Bridge・編集/Yamaguchi)

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