中国の大人気ドラマ、日本の推理小説家が「自作品のアイデアが盗用された」とツイッターに書き込み―中国メディア

Record China    2016年9月1日(木) 12時40分

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31日、日本の著名な推理小説家・島田荘司氏が自信のツイッターで、「『少年包青天』というTVドラマで、『占星術殺人事件』のアイデアが盗用されているそうです」と書き込んだことが、中国でも話題になっている。写真は「少年包青天」。

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2016年8月31日、中国メディア・澎湃新聞(ザ・ペーパー)によると、日本の著名な推理小説家・島田荘司氏が自身のツイッターで、「『少年包青天』というTVドラマで、自作の『占星術殺人事件』のアイデアが盗用されているそうです」と書き込んだ。

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記事によると、中国のミステリー関係者の間では、この件は誰もが知っている事実で、ミステリーファンにとってはおなじみの話題となっており、ネット上でも「新本格推理の島田氏の作品『占星術殺人事件』を読むと、あれ?と思う。子どもの頃に見たドラマじゃないかと思い出す」と、ミステリーファンが口々にしている。

記事は、誰もが「少年包青天」は島田作品からの盗用だと断じるが、実際には「着想を得た」と言うべきで、日本でもミステリー漫画「金田一少年の事件簿」が島田作品のトリックを流用し、1995年にはTVドラマ化もされたとしている。

しかし、「金田一少年の事件簿」は週刊誌での連載当初から、ミステリー業界から批判的な目で見られており、島田氏も「盗用、流用、模倣行為に満ちている」と指摘していた。中でも「異人館村殺人事件」のエピソードは、後日、「占星術殺人事件」のトリックを用いていると明記されるようになった。

島田氏が作品を盗用されたと書き込んだ件は、中国でもすでにネットを通じて広く知られているが、今後この件がどうなるかは不透明だと記事は締めくくっている。(翻訳・編集/岡田)

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