<写真特集>日本との絆も深い古都・揚州、夏の太陽に照らされた下町の生活

劉健    2016年8月19日(金) 15時20分

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江蘇省揚州市は中国の古都の1つだ。揚州を拠点に活動するカメラマン、劉健は細い路地が数多く残る地元の下町の風景をカメラに収めた。

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江蘇省揚州市は中国の古都の1つだ。その歴史は紀元前486年に始まり、独特の地形や自然環境によって漢代から清代までのほぼ全時代にかけて繁栄を遂げてきた。一時期は東アジアで最も富が集まった場所とも言われている。唐の時代、危険を冒して日本に渡った鑑真(688〜763年)は揚州の出身だ。

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揚州を拠点に活動するカメラマン、劉健(リウ・ジエン)はそんな地元の下町の風景をカメラに収めた。揚州には古い路地が500本以上あると言われており、最も短いものは20メートル足らず。幅は1〜2メートル程度だが、中には70センチという路地もある。ここで聞こえてくるのは自転車がゆったりと通る音、物売りの声、“流しのアーティスト”が奏でる旋律―。朝から晩まで静まり返ることはなく、これらは住民の日常の一部になっている。

路地に沿って建ち並ぶ古い家々は、過去から現代に至るまでさまざまな住民の人生模様を眺めてきた。ここで紡がれたストーリーは幾千にも上るはずだが、それらは歳月という大河の流れに呑まれ、流され、永遠に消えてしまった。(編集/野谷

●劉健(リウ・ジエン)

中国江蘇省揚州市を拠点に活動する「70後(1970年代生まれ)」。カメラマン、設計士、カフェ店主などさまざまな顔を持つ。自身のことを「作品はあるが著作と呼べるものはない。なまりはあるが、ノスタルジーなど抱いていない。思うところは多いが、はっきりとした考えは浮かばない」と語る。

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