＜物価＞急上昇に強硬策、値上げを事前承認制に―中国

2008年1月15日、国家発展改革委員会は「一部重要商品及びサービスの臨時価格干渉措置実施に関する規定」を発表、食料品、燃料などの値上げを事前承認制にすることを決定した。新華社が伝えた。

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今回の価格事前承認制は穀物、食用油、食肉、牛乳、卵、液化石油ガスなどを対象としたもので、生産企業は値上げの10営業日前に政府主管部門に申請する必要がある。申請理由、値上げ幅が不適当と判断された場合、7営業日以内に改善命令が伝えられる。卸売、小売業者に対しても、1度に4％以上、10日で累計6％以上、30日で累計10％以上価格を引き上げる場合、価格変更後24時間以内に政府主管部門に通知する義務が定められた。

2007年、中国の物価は食料品を中心に大きく上昇し、消費者物価指数（CPI）は流行語となった。政府は次々と物価抑制策を発表していたが、物価上昇傾向は一向に止まる気配を見せていない。今回、ついに市場経済に逆行するような価格統制策という荒療治が発表されたが、政府は今回の措置は物価高が続くなかでの臨時的措置であり、対象製品も一部に限られることを強調。また企業の価格決定権を否定し正常な経営を阻害するものではないと主張している。（翻訳・編集/KT）