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15日、中国教育部は「大学生募集要項」に関する会議を開き、今年の募集人数を599万人、昨年比5%増とした。大学院は44万9000人で同6%増。中国の大学進学率は、いまや5人に1人となった。写真は大学受験を控えた高校生。
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2008年1月15日、中国教育部は「大学生募集要項」に関する会議を北京で開き、今年の募集人数は599万人で昨年比5%増となることが明らかになった。大学院は44万9000人で同6%増となる。「中国新聞ネット」が伝えた。
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中国では昨年末、大学・大学院生の数が世界最多となり、同進学率も22%に達した。一昔前と違いかなり大衆化している。今年の大学生募集の内訳は、4年制の本科生300万人と高等職業専科299万人。大学院は博士が5万9000人で修士が39万人となる。
教育部の袁貴仁(ユアン・グイレン)副部長は会議の席上で、07年の大学教育事業について「適度な増加率の抑制により、大学生の質が向上した。所得格差による教育機会の不平等も是正に向かっている」と総括した。
中国政府は、昨年から本格的な奨学金制度をスタートさせた。大学の学費は年間およそ4000元(約6万円)から6000元(約9万円)で、貧困家庭にとってはかなりの高額。せっかく子供が合格したのに学費が払えず、親が自殺するというケースまで起きていた。(翻訳・編集/NN)
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