<読書調査>小中学生の「活字離れ」深刻、本を読むのは週1時間以内―香港

Record China    2008年1月15日(火) 21時39分

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14日、香港の小中学生に対する「読書調査」で、週の読書時間は1時間かそれ以下と答えた学生の数が半数を超えた。香港でも学生の活字離れは深刻のようだ。写真は香港の若者。

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2008年1月14日、香港の小中学生に対する「読書調査」で、週の読書時間は1時間かそれ以下と答えた学生が半数を超えることが香港メディア「文匯報」によって明らかになった。香港でも青少年の活字離れは深刻のようだ。

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この調査は昨年、小学5、6年生と中学生の計893人を対象に行われた。それによると、「この1か月に授業以外で本を読んだ数」について「1冊も読まなかった」は1割に満たず、「8冊以上」が36%、「30冊以上」も5%に達した。ところが一方で全体の半数を超える学生が「週の読書時間は平均1時間以内」と回答し、「量の割には読書時間が少ない」という奇妙な調査結果となった。

教育当局はこの背景について、学校からの課題をこなすため速いスピードで目を通すだけの学生が多いと指摘する。本を読む動機については4割以上が「暇つぶし」とし、「好きなジャンル」については古典や文学作品より流行作家のベストセラーやホラーが人気だった。「暇つぶし」と答えた学生の約2割は週15時間以上もインターネットに費やし、6割以上はネットゲームをしていると回答した。

調査を主催した香港で読書文化を推進する法住文化センターの陳可勇主任は、「まずは大人が家庭で読書する姿を見せることが大事」と真剣に呼びかけていた。(翻訳・編集/NN)

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