日本のゴミは宝の山!?群がるアジア各国―中国

Record China    2008年1月12日(土) 21時13分

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1月10日、日本のゴミがアジア各国に輸出されている。資源ゴミや家電ゴミは、中国など人件費の安い国で再加工され立派な「商品」に変身。この「資源循環ネットワーク」が注目されている。写真は01年に広州市で押収された日本の中古バイクなど。

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2008年1月10日、中国国際放送局のニュースサイト「国際在線」は日本の経済誌「日経ビジネス」の記事を引用し、日本のゴミ輸出がアジアの巨大産業になっていると伝えた。

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素材価格の高騰により、山積みされている廃プラスチックは文字通り「宝の山」と化し、廃電子基盤には怪しげな業者が群がる。いまや日本の総輸出の10%を占める再生資源や家電中古品。日本が正当なルートで海外に輸出しているゴミの総額は5000億円にものぼる。日本から輸出されたゴミを、アジア各国は再生利用。これを日本が輸入する。このアジア資源循環ネットワークを「アジア静脈経済圏」と記事は名づけている。

日本から中国大陸に向けて鉄屑275万t(1423億円分)を輸出、廃プラを100万t香港へ輸出している。また、01年4月に施行された「家電リサイクル法」により、使用可能な中古家電製品も廃棄処分されることになり、そのうちの3割が海外に輸出されるという。

これらのゴミは中国など労働賃金の安い国や地域で加工され、再生原料として第三国に輸出、電子部品として日本に再輸入されるという。(翻訳・編集/本郷智子)

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