増える中国人絡みの事件事故、07年は海外で3万件以上

Record China    2008年1月11日(金) 9時58分

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2007年、中国人が海外で事故や事件に遭うケースが3万件以上も発生。中国企業や中国人の海外進出に伴い、件数が増加傾向にある。写真は07年4月にエチオピアで襲撃され、5月に帰国した中原油田の従業員。

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2008年1月10日、「南方周末」は、中国人が海外で事件や事故に巻き込まれるケースが増えていると伝えた。

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2007年に中国外交部や駐外使領館が処理した案件は3万件以上。海外で中国人を取り巻く環境が複雑化するとともに、被害件数も増加してきている。

07年を振り返ってみると、海外で多くの中国人が、刑事事件、交通事故、火災、テロ、自然災害、武装襲撃などで被害にあっている。特定企業を狙った犯罪や、政治的な目的をもつ犯罪に巻き込まれるケースもある。

労務紛争や違法な漁業案件など、経済的紛争も後を絶たず、それらの紛争が事件を誘発する例もある。また、最近は中国人留学生の傷害事件も発生している。学生同士の争いや、中国人留学生を狙った犯罪、殺害事件も珍しくない。

◆2007年、海外で中国人が被害にあった主な事件

3月17日、ナイジェリア駐在の2名の会社員が、現地の武装集団に連行される。

4月12日、イタリアのある中国人街で、華僑の女性が警官と言い争いをして逮捕された。その後、現地の中国系住民と地元警察との間に衝突が起こり、数名の住民が負傷。

4月24日、エチオピアの中原油田の工事現場が身元不明の武装集団に襲撃され、9名が死亡、1名が負傷、7名が連れ去られた。

5月5日、ケニア航空の飛行機の墜落事故で、5名の中国人乗客が巻き込まれた。

5月15日、ソマリア付近の海域で2隻の韓国漁船が乗っ取られた。船員の中には10名の中国人も含まれていた。

7月6日、アフリカのニジェールで中国核工業集団の工業会社副社長が現地の反政府組織に連行された。

7月8日、パキスタンで4名の中国人が身元不明の武装集団に襲撃され、1名が軽傷を負った。

9月4日、20日、アフリカのスーダンで、中国水利水電工程グループの職員が相次いで強盗にあった。

12月11日、アルジェリアで自動車爆破襲撃事件が起こり、中国建築工程会社の職員7名が負傷した。(翻訳・編集/高橋)

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