拡大
サングラスをかけ、ダンスミュージックで踊る地鶏たち。四川省成都市の農民・肖さんの型破りな養鶏法が注目を集めている。写真は広安市の養鶏場。
(1 / 6 枚)
サングラスをかけ、ダンスミュージックで踊る地鶏たち。四川省成都市の農民・肖(シャオ)さんの型破りな養鶏法が注目を集めている。2008年1月9日、成都商報が伝えた。
【その他の写真】
肖さんは現在400羽の地鶏を育てている。その養鶏法はユニークそのもの。なるべく自然な状態で育てたいと鳥たちは敷地内に放し飼いされている。ケンカして互いを傷つけないようにプラスチック製の赤いサングラスをつけているのだとか。さらに驚くのは鳥たちのダンスだ。一日3回ダンスミュージックを聞かせて踊らせるのだという。
朝の音楽はすっきりと目覚めさせるため、昼の音楽は運動して減量させるため、夜の音楽はいい眠りを誘うためとのこと。赤いサングラスをつけてダンスミュージックで踊る地鶏の姿は笑いを誘うものだが、肖さんは「健康で美味しい地鶏を育てるため」と大まじめだ。鳥の飼料も一風変わったもの。雑穀、ぬか、さつまいも、虫などの粗食が中心で、飲み物は牛乳を与えている。
専門家によると、飼料を工夫したり、音楽を聞かせると言った飼育法は国外では普及しつつあるが、四川省ではおそらく初めての事例となる。「牛乳を与え、ダンスを踊らせる」ことが肉質の向上につながるかは今後の検証を待つ必要があるが、自然の状態を模した放し飼いの環境で育てる試みは大きな意義があるとコメントしている。(翻訳・編集/KT)
ピックアップ
この記事のコメントを見る