＜映画「蘋果」＞＜早分かり＞雨後の筍は一網打尽か？新たな規制におののく、動画共有サイト―中国

このたび過激な性描写を伴う映画「蘋果（ロストインベイジン）」の無修正版動画が流出したことで一挙に注目された中国の動画共有サイト。世界中に会員と利用者を持つyoutubeに続けと、日本でもニコニコ動画が登場したように、中国でも動画共有サイトが雨後の筍のように乱立している。

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■乱立する個人動画サイト

youtubeに倣って中国国内では若手企業家が設立した動画サイトが軒並み登場している。コンテンツは映画やTV番組、日本や韓国のドラマなどが個人投稿で成り立っている。

例)

土豆網、優酷網、六間房、56．com、uume．com、悠視網など

■大手ポータルが運営する動画サイト

例）

・新浪視頻…大手ポータルサイトが運営する総合動画サイト

・百度視頻…「中国のグーグル」ともいわれるBaiduが運営する動画検索サイト

・新華視頻…新聞社運営のニュース動画サイト

2008年1月8日の和訊網の報道によると、2007年の1年間で中国全土の動画共有サイトの営業収益は9000万元(約13億5000万円)となっており、前年比125％の成長を見せている。

一方で、同日の南方日報の報道によると、これら花盛りの動画共有サイトに対して厳しい措置がとられることとなったようだ。国家放送映画テレビ総局と中国信息産業部は「インターネットの動画コンテンツ・サービス管理規定」を発表、国有企業か、国有企業が株式を保有する企業以外の私企業にインターネット動画放送の許可証を発行しないことを決定し、その規定を2008年1月31日から施行する旨を発表した。

各サイトは、当局からの詳細な説明を固唾を呑んで見守っているもようだ。(翻訳・編集/愛玉)