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「新年の誓い」が「水の泡」になりやすいのはどこでも同じ。英国での研究結果によると「欲張らず、具体的に、達成後のメリットを考える」が実現のためのカギだという。写真は中国・大連。
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2008年1月6日、年末年始には「新年の目標」「今年の誓い」などを立てる人が多いといわれるが、英国の最新の研究結果によると、90%の人が「言うはやすく行うは難し」に当てはまり、年初の「誓い」は年末には「水の泡」となってしまっているという。
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英国の新聞「デイリー・メイル」が伝えたところによると、ハートフォードシャー大学の心理学者・リチャード教授は、3000人の志願者に対し、「07年今年の誓い」の実践状況の追跡調査を行ったという。
その結果、年初には自分の「誓い」に対し、52%の人が必ず達成できると固い決心を表明。しかし、年末になって実際に「誓い」を達成できた人は12%に過ぎず、大部分は途中で放棄してしまったという。
また、女性は男性に比べて「誓い」を全うできなかった人が多いことが明らかになったとしている。男性は「誓い」を立てた後、達成後のメリットを考えるため成功しやすいという。例えば、やせるという「誓い」を立てた場合、やせた後に女の子にもてることを想像するなどが有効だとしている。
これに対し、女性は空想に流れやすいが、一旦家族や親友にこの「誓い」を打ち明けたり、絶えず誰かから激励を受けた場合はその達成率はアップする傾向があるという。
さらに「誓い」を実現する秘訣として、リチャード教授は「欲張りすぎないこと」を挙げている。調査の結果によると、「誓い」が1つだけの場合、比較的容易に実現できている。また「誓い」を抽象的でなくより具体的にすることも大切だという。例えば毎週2回ランニングをするというよりも、月曜と木曜の午後6時からランニングをするという方がよいとのこと。
この研究結果が「開放網」「新聞晩報」など中国のマスコミでも報道され、多くの共感を呼んでいるという。(翻訳・編集/HA)
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