食の西洋化がもたらす弊害、中国に「地産地消」「スローフード」のススメ―米紙

Record China    2008年1月4日(金) 18時18分

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経済発展が進む中国で、食生活が西洋化してきた。環境保護のためにも、米紙が、中国に地産地消と伝統的な食文化の保護を訴えた。写真はマクドナルド。

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2007年12月30日、「中青在線」は、西洋化が進む中国人の食生活を懸念し、中国に伝統的な食材や調理法を見直すことを勧める「ニューヨーク・タイムズ」の記事を紹介した。主な内容は以下の通り。

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「北京市内のスーパーマーケットには、ニュージーランドの乳製品、フランスのワイン、イタリアのオリーブオイルなど、多くの輸入食品が並んでいる。どれも、今人気のある商品だ。最近の若者は、お茶や果物を嫌い、コーラやスナック菓子など工場で加工された食品を好んで食べる」

「中国では、経済が発展するにつれ、食の西洋化が進むなど、この10年で食生活が大きく変化した。しかし、食品の輸入や工場加工食品が、地球温暖化や環境の破壊等の問題にも関連しているということに、気づく人は少ない」

「中国の伝統的な食材や調理法を守ることも大切だ。地元の材料を無駄なく利用して、数々の料理を作る中華料理のコックは世界一といえるだろう。豊かになった中国の市民には、環境保護の意識をもって、地産地消を心がけ、偉大な中華料理を守っていってほしい」

同紙は記事の中で、中国人の食生活の過度な西洋化を憂い、環境にやさしい食生活や、食の伝統の重視を訴えている。(翻訳・編集/高橋)

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