<早分かり>ニセテレビ記者恐喝事件、マスメディアの影響力を示す―中国

Record China    2008年1月2日(水) 20時31分

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2007年12月26日、広東省河原市和平県でニセのテレビ記者が県政府を脅迫する事件が起きた。世論に多大な影響を与える中国のマスメディアの力を象徴的に示す事件だったと言える。写真は建設中のCCTVビル。

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2007年12月26日、広東省河原市和平県で中国中央電視台(CCTV)の記者を装った男3人が同県の不祥事を報道するとして県政府を脅迫する事件が起きた。あまりにも出来の悪いウソだったため男らはあっさりと逮捕されたが、世論に多大な影響を与える中国のマスメディアの現状を象徴的に示す事件だったと言える。

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中国では腐敗・不正・詐欺などを暴くニュース番組、新聞記事が人気を集めている。地方政府、大手企業を対象とした大事件から、街角のちょっとした事件を対象とするもので、毎日各メディアが競って報道している。マスメディアに報道されると、世論の強い反発を買いかねないとしてあっさり解決してしまうケースも少なくない。先日、レコードチャイナは料金5800元(約9万2800円)を要求するぼったくりヘアサロン事件を伝えたが、その被害者も警察ではなく新聞社に連絡、記者とともにヘアサロンと談判し代金全額返済を勝ち取った。

インターネットが発達し、1本の報道が連鎖的に影響を拡大、社会を巻き込む大騒動へと発展することが珍しくなくなったこともあり、報道メディアの力は大きくさらに成長したと言える。(翻訳・編集/KT)

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