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29日、陝西省安康市鎮坪県の華南トラ捜索担当者は、国家林業局の調査チームが100以上にも及ぶ華南トラの足跡、さらにはトラの赤ちゃんと思われる骨を発見したことを明かした。写真は鎮坪県。
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2007年12月29日、陝西省安康市鎮坪県林業局の華南トラ捜索担当・張斌(チャン・ビン)氏は、国家林業局の調査チームが100以上にも及ぶ華南トラの足跡、さらにはトラの赤ちゃんと思われる骨を発見したことを明かした。華西都市報が伝えた。
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今年10月、鎮坪県では周正龍(ジョウ・ジェンロン)氏が野生では絶滅したと考えられていた華南トラの写真撮影に成功したと発表、世界的なニュースとなった。しかし、間もなくこの写真はカレンダーの写真を流用したものとの疑惑が高まり、中国を騒がす大騒動へと発見した。
国家林業局は写真の真贋についてコメントしていないが、同地に調査チームを送り華南トラが生存しているか調査を進めていた。張斌氏によれば足跡・骨ともに正式な鑑定結果は出ておらず、今後の発表が待たれる。鎮坪県では1月初頭にも「野生動物・華南トラ保護協会大会」を開催、華南トラの保護方法について検討するという。同県は華南トラを観光資源とするべく力をいれており、会議には同県郷村の全首長が参加することになっている。(翻訳・編集/KT)