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29日、南宋時代の沈没船「南海1号」は前日の28日、「海のシルクロード博物館」の「水晶宮」に無事移された。だが、今度は明代の沈没船「南海2号」の存在が明らかに…。写真は「南海1号」。
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2007年12月29日、中国のニュースサイト「中国新聞網」は南宋時代の沈没船「南海1号」が前日28日の午後4時頃、無事に新居となる広東省陽江市にある「海のシルクロード博物館」内の巨大プール「水晶宮」に移されたと報道。
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今から約800年前の貿易商船「南海1号」は、ほぼ完璧な姿で海底に沈んでいたため、船内には数万点にもおよぶ貴重な文物が残されているとされ、その価値は3000億ドルに上るとの専門家の意見もあるほど。
記事ではさらに香港紙「文匯報」の報道として、今回の「南海1号」引き揚げ成功を受けて、当局は明の万暦帝時代(1573年〜1620年)に沈没した船を「南海2号」と名づけ、その引き揚げを来年中旬に計画していると伝えた。「南海2号」は船体長約20m、船体はほぼ原型を保っており、船内には数万点の文物が残されている可能性が高いとのこと。(翻訳・編集/本郷智子)
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