＜早分かり＞中国最大の国営テレビ局―中国中央電視台(CCTV)

中国中央電視台（中国中央テレビ局）は中国最大の国営テレビ局である。英語略称の「CCTV」で呼ばれることが多い。

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同局は1958年に放送を開始した。当初の名称は北京電視台（北京テレビ局）だったが、20年後に中国中央電視台と改称。79年からは広告料を取ってコマーシャルを放映するようになった。驚異的な視聴率を誇るニュース番組「新聞聯播」や来年の北京五輪番組のコマーシャル枠は目もくらむような高値で次々と契約されている。

来年の北京五輪に向け、北京市の中央ビジネス区（CBD）の一等地では現在、中央テレビ局の新しいビルが建設されている。敷地総面積は18万7000平方メートルに達し、建築面積は約55万平方メートル。ビルの高さは約230mで、工事の総投資額は約50億元（約750億円）にも上る。

2008年5月からの使用が予定されており、その時、中央テレビ局は現在の12チャンネルから60チャンネルに増え、それぞれのチャンネルでは24時間番組が放映される予定である。専門家の推測によると、60チャンネル分の1年間の広告収入は少なくとも500億元（約7500億円）以上になるという。新ビルの完成後、中央テレビ局はアジア最大規模のテレビ局となることが予想されている。（編集/藤野）