韓国、監視カメラに苦しみ自殺した男性に労災認定=韓国ネット「まるで中世の奴隷」「これは明らかに殺人だ…」

Record China    2016年6月12日(日) 14時0分

拡大

8日、韓国メディアによると、韓国の朴槿恵大統領の弟である朴志晩氏が会長を務める会社「イージーテック」の労組委員長の自殺が「労働災害」と認定された。これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。資料写真。

2016年6月8日、韓国・ハンギョレなどによると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の弟である朴志晩(パク・ジマン)氏が会長を務める会社「イージーテック」の労組委員長の自殺が「労働災害」と認定された。

金属労組ポスコ社内下請け支会のイージーテック分会長だったヤン・ウグォンさん(死亡当時48歳)は、幾度にもわたる解雇と復職、会社の懲戒処分などに苦しみ、昨年5月に自ら命を絶った。

勤労福祉公団ソウル業務上疾病判定委員会は1日、「ヤンさんの死亡を労働災害補償保険法上の“業務上の死亡”として認定する」と明らかにした。解雇無効訴訟で勝訴したヤンさんは2014年5月に復職したが、製鉄所近くの事務所で監視カメラによる監視を受けるなど、「待機状態」で1年ほど過ごした。ヤンさんは同年9月、日記帳に「復帰してもう100日が過ぎたが、何の仕事ももらえず、ただ机の前に座らされているから気がおかしくなりそうだ。薬を飲まなければ眠ることもできない」とつづっていた。また、日記帳には「あの監視カメラが気になってしょうがない。一挙一動を監視されていると思うと気がおかしくなる。いつまで1人で食事をしなくてはならないのか」との内容も記されていた。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「これがまさに、『労働者は部品のように使って捨てるもの』と考える韓国の経営者らのマインドだ」

「これでは中世の奴隷と変わらない」

「正しい判断をしてくれてよかった。大統領の弟だからと傍若無人に振る舞うパク・ジマンにも責任を負わせてほしい」

「国が悪徳企業に制裁を与えるべき。そうでなければ政府の存在理由がない」

「なにが労災だ。これは明らかに殺人だ」

「労働者だけが死んでいく不思議な国」

「解雇と復職を繰り返すおかしな状況の中で、なぜ会社に通い続けた?」

「保育園の教員はいつも監視カメラの下で働いているよ?」(翻訳・編集/堂本

この記事のコメントを見る

在中、在韓日本人の情報大募集!
あなたが知っている中国や韓国で奮闘中の日本人をご紹介ください!ご連絡はこちらまで

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携