25年前の命の恩人を覚えていたチンパンジー―中国メディア

人民網日本語版    2016年6月10日(金) 20時30分

拡大

米国の動物行動学者リンダ・ケブネル氏は25年前に実験室からチンパンジー達を救出し、自立して生活する能力を身につけるまで6年間辛抱強く付き添った。資料写真。

英紙デイリー・メール電子版の報道によると、米国の動物行動学者リンダ・ケブネル氏は25年前に実験室からチンパンジー達を救出し、自立して生活する能力を身につけるまで6年間辛抱強く付き添った。

それから瞬く間に25年間が過ぎた。このほど彼女はかつてチンパンジーを自然に戻した荒野を再訪した。すると信じがたいことに、かつて実験室から救出したチンパンジーは彼女を覚えており、温かく抱きしめたのだ。

チンパンジーの遺伝子は人類と98.8%まで似ているため、薬品やワクチンの実験に使われてきた。昨年、絶滅危惧種とされてようやく米国は実験を止めた。

ケブネル氏は取材に「チンパンジーは人類が自らを知るうえで多くの貢献を果たしてきた。人類の研究は彼らに多大な苦難をもたらしたが、彼らは人類に恨みを抱くことはなく、全てを許している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携