幼稚園に行かず僻地を徒歩で旅する4歳女児、親の教育方針が論争の的に―中国

人民網日本語版    2016年6月8日(水) 18時0分

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江西省上饒市信州区に住むまだ4歳の女の子ブンブンちゃんは、1歳3カ月を過ぎると、両親に連れられて徒歩旅行に出かけるようになった。

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江西省上饒市信州区に住むまだ4歳の女の子ブンブンちゃん(仮名)は、1歳3カ月を過ぎると、両親に連れられて徒歩旅行に出かけるようになった。訪れた地の多くは山岳地帯と国境地域で、屋外を歩ける日であれば、毎日平均15キロメートル、多い日ならば1日30キロメートルの行程を進まなければならなかった。両親は「子供を幼稚園に通わせるつもりはない。小学校に上がるまで徒歩旅行を続けるつもりだ」としている。多くのネットユーザーの間では、彼女をめぐり熱い論議が展開、ブンブンちゃんは「中国で最も幼いバックパッカー」と称せられている。銭江晩報が伝えた。

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潘土豊さんと妻の袁端さんはともにバックパッカーで、独身時代の2人は徒歩旅行をこよなく愛していた。夫妻の自宅には今もなお、テレビやタブレットPCは見当たらない。夫妻は子供を連れて山岳地帯の貧困地域に好んで出かけ、現地の村民と一緒に寝起きした。父親の潘土豊さんは、「子供の心身の健康には人一倍気を遣ってきた。子供が将来、挫折したときにも、自分自身をしっかりとコントロールできるよう、幼少時から彼女の独立心を養うよう努めてきた」と話した。

一部メディアがこの「バックパッカー女児」に関する記事を取り上げたところ、多くのネットユーザーが次々と関心を抱いた。一部のネットユーザーは、「何万冊の本を読むより、万里の道を歩いた方が子供のためになる」と、このような教育方針が目新しく素晴らしいものだと称賛した。だが、疑問を抱くネットユーザーの方が多かった。彼らは、「子供の見分を広め、身体を鍛えることは悪いことではない。だが、幼い子供に常に成人と同じ運動量を課すことは無意味であり、『過ぎたるは及ばざるが如し』という事態に陥りやすい」との見方を示した。

一部のスポーツ医学専門家は、このような行為は子供の身体にダメージをもたらし得ると指摘する。江西省人民病院スポーツ医学科の李洪波副科長は、「人間の運動量は、幼少時から成人期まで、だんだんと増やしていくべきだ。子供の体質によって差はあるが、両親は子供の身体を鍛える方法について気を配る必要がある。ある程度の量の運動は子供の身体を鍛える上で有益だが、負荷が高すぎると逆にマイナス影響が及び、免疫力も低下する恐れがある。極端な場合は子供の骨格の成長に悪影響が及び、四肢の成長の妨げとなり、四肢短縮症や関節奇形の原因となる」と指摘した。

華東交通大学心理的素質教育研究院の舒曼常務副院長は、「このような教育方針を宣伝・普及する意味はない。子供はいつの日か社会人になる。これは、自分と取り巻く社会環境や状況にうまく適応する人間に子供を育てる必要があることを意味しており、決して、独立独歩でひたすら我が道だけを行くような人間に子供を育てることではない」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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