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沈没船「南海1号」の上陸作業が開始された。25日夜の時点では未だ上陸を果たしていない。
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2007年12月25日、中国新聞網の報道によれば、水中から引き上げられた南宋時代の沈没船「南海1号」の陸揚げ作業が、25日夜から開始された。
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「南海1号」は計画どおり、「海のシルクロード館」内に造られた巨大プール「水晶宮」へ移されることになる。作業員が16個の気嚢を「南海1号」の下に設置し、バージ(はしけ)から陸へ徐々に移動される。この気嚢は直径1メートル、500トンの圧力に耐えることができるが、移動作業中は絶えず位置調整が必要で、気嚢の設置調整は難しい作業だという。
25日は、この1か月内で潮位が最高の日で、“南海1号”の上陸には最も適していた。2時間あまりの時間をかけ、「南海1号」はバージの甲板上を16メートルほど移動することに成功したものの、埠頭まで8メートルを残し、作業は一旦中止となった。
昼間は潮位が比較的低いため、26日夜から作業を再開する予定。(翻訳・編集/岡田)
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