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25日、中国外交部の秦剛報道官は定例記者会見の席上、外国人記者の質問に答え、北京五輪を控え外国人記者に対する管理が厳格化されたとの質問を否定した。写真は北京市の首都国際空港の新空港ビル。
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2007年12月25日、外交部の定例記者会見が開催された。席上、秦剛(チン・ガン)報道官は外国人記者の質問に答え、北京五輪を控え外国人記者に対する管理が厳格化されたとの質問を否定した。中国新聞社が伝えた。
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質問した記者によると、近頃記者の自宅に警察関係者がたびたび訪問し、ビザなど身分証明書のチェックを行うという。さらに一度海外に出て中国に帰国した場合は派出所で再度の登録手続きを行う必要があり、ひどいときには何時間もかかると訴え、中国の対外開放政策に反するものではないかと質問した。
秦報道官は中国の対外開放政策は今後も不変だと言明、身分証明のチェック・登録手続きなどはどこの国にもある正常な行為であると説明、外国人も中国の法律を遵守し、規定に従ってほしいと返答した。
秦報道官の明確な否定にもかかわらず、中国政府が外国メディアへの警戒を強めているとの声は数多く挙がっている。来年の北京五輪は中国の国力を誇示するだけではなく、メディアの自由な報道を許す態度など中国の変化をアピールする絶好の機会となるだけに、中国政府の対応が注目されている。(翻訳・編集/KT)
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