<年末特集・ほのぼの動物篇6>涙の秘話、子犬が救った子猫の命―山東省青島市

Record China    2007年12月26日(水) 11時16分

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2007年、レコードチャイナでは様々な動物物語を紹介してきた。その中でも特に人気の高かった「ほのぼの動物」を10篇シリーズで振り返っていく。6本目は5月にご紹介した幼犬と子猫が繰り広げる感動のドラマ。

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2007年、レコードチャイナでは様々な動物物語を紹介してきた。その中でも特に人気の高かった「ほのぼの動物」を10篇シリーズで振り返っていく。

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6本目は5月にご紹介した山東省青島(チンタオ)市内の市場で幼犬と子猫が繰り広げる感動のドラマ。市場で果物を販売している趙(ジャオ)さんは、いつも愛犬の雪雪(シュエシュエ)を連れて仕事に来ていた。お利巧でいつも趙さんのそばを離れない雪ちゃんなのに、ある時どこかへ行ってしまう不可解な日が続いた。気になって後をつけた趙さんは意外な光景をそこに見た。

ダンボール箱に捨てられたと思しき子猫が4匹、なんとわが雪ちゃんからオッパイをもらっているのだ!雪ちゃんはまだ1歳にならない子犬で、もちろん出産経験もないはずだ。なのにどういうわけかオッパイが出るらしく、子猫たちが無心に吸い付いている。こんなところで母親役をやっていたのかと、趙さんは胸を熱くしたという。

ところがその後、子猫のうち2匹が死んでいることがわかった。どうにかしないとみんな死んでしまうと思った趙さんは、知人に世話を頼み、1匹はもらわれていった。が、残る1匹は誰が連れて行ったのか突然いなくなってしまった。母として懸命に世話をしてきた雪ちゃんは大ショック、その日から食べ物を口にする元気さえなくなってしまった。市場に来てもただ力なく、ぐったりしているだけの雪ちゃん。

愛犬のあまりの憔悴ぶりを見るに見かねて、趙さんは知人に子猫を返してもらうことにした。子猫が市場に来た途端、雪ちゃんは元気に「お帰り!」といわんばかりにワン!とひと吠え、子猫も返事をするようにニャーと鳴き、感動の再会を果たした。いとおしそうに子猫をずっとずっと舐め続ける姿に周囲の人々は思わず涙したそうだ。(翻訳/WF・構成/藤野)

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