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24日、中国国家建設部科学技術課の武涌課長は海南省三亜市のゴミ無害化処理の状況が極めて劣悪なことを指摘した。ゴミの無害化処理率は全国平均50%に対し、三亜市はなんと0%だという。写真は三亜市。
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2007年12月24日、2007年全国建設分野エネルギー節約汚染物質排出監督検査フィードバック会議が開催された。席上、検査チームリーダー・国家建設部科学技術課の武涌(ウー・ヨン)課長は、海南省三亜市のゴミ無害化処理の状況が極めて劣悪なことを指摘した。南海ネットが伝えた。
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武課長によると、中国のゴミ無害化処理率は全国平均で50%、しかし、三亜市はなんと0%。ゴミの処理方法は簡易的なもので、無害化処理の基準に達していないという。海南省は全国でもいち早くゴミ処理問題に取り組んだが、市民からのゴミ処理費徴収が行われておらず、老朽化した設備の更新が進んでいないのが原因だという。
海南省建設庁の李建飛(リー・ジエンフェイ)庁長は3年以内に無害化処理率を70%にまで引き上げると約束した。「東洋のハワイ」ともいわれる三亜市は全国屈指の観光地として知られるだけに環境保護は経済の根幹にも関わる急務と言える。(翻訳・編集/KT)
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