<偽>今度はニセ「外国人留学生」!?名門大学で続々発覚、背後に犯罪組織が―中国

Record China    2007年12月23日(日) 23時51分

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21日、「どう見てもフィリピン人じゃない!」同国人留学生からの告発で発覚したニセ留学生。入学条件に優遇枠のある留学生になりすます中国人学生が多数存在することが明らかに。

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2007年12月21日、中国の法律専門誌「法制週報」は過熱する大学受験が生んだ珍妙な犯罪について紹介した。

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今月17日、北京市西城区法院は「出入国証明書の偽造と変造の罪」で、容疑者2名に懲役6年の実刑判決を下した。彼らは中国人学生を「外国人留学生」に仕立てあげる犯罪組織の首謀者であった。

昨年10月、「どう見てもフィリピン人じゃない!」北京市の某大学のフィリピン人留学生が、同級生の女子学生について大学当局に訴え出た。疑惑の女子学生について大学当局が再調査したところ、正真正銘の中国人であることが判明。彼女の所持するフィリピン国パスポートに偽造の痕跡があることから、今回の犯罪組織の存在が浮かび上った。この組織が関与したニセ留学生は10人とのこと。

このようなニセ留学生は以前から存在するという。成績の悪い学生が、優遇枠のある留学生の身分で大学に入学しようとするためで、今回のケースのように犯罪組織に金を積んで「ニセ外国人」となる方法や、実際に外国に行き、現地で大金を積んで正式な移民証明書を発行させ、正式なパスポートで中国に入国し留学生として大学に入学する方法がある。後者の場合、多額の現金が必要となるが、無事に卒業すれば再び中国人に戻り堂々と就職活動を行えるという(翻訳・編集/本郷智子)

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