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福田首相が27日から中国を訪問することが決定。ガス田問題など重要な問題の解決は見込まれていないが、田中元総理訪中時並みの大歓迎を受けるだろうという。写真は北京大。
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2007年12月22日、福田康夫首相が27日から30日までの4日間、中国を訪問する。今回の訪中は、安倍前首相が改善を図った日中関係の強化が目的とされるが、東シナ海沖のガス田開発問題では大きな進展は望めないと見られている。ただし、福田首相の今回の訪中は、1972年9月、田中角栄首相(当時)が日中国交回復のために中国を訪問した時と同様に、盛大な歓迎を受けるだろうという。「中国網」が伝えた。
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福田首相は27―30日の訪中期間中、28日に行われる胡錦涛国家主席、温家宝首相との正式会談以外に、北京大学で講演を行ったり、天津市などを訪問する予定になっている。
今回両国の首脳間では、12月上旬におこなわれた「日中ハイレベル経済対話」の内容に基づき、経済、エネルギー、環境問題などについて提携関係の強化が話し合われる予定。
ただし、首脳会談が行われても、最大の懸案事項である日中ガス田問題については、両国とも問題が解決する可能性は低いと見ており、「戦略的互恵関係」の強化が最大の成果となりそうだという。
また、日本の多くのマスコミは、今回の福田首相の訪中は、田中角栄首相(当時)と大平正芳外相(当時)が1972年9月、日中国交回復のために中国を訪問し、周恩来首相(当時)および毛沢東国家主席(当時)と会談した時と同様に、盛大な歓迎を受けるだろうと報道している。(翻訳・編集/HA)
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