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17日、ケガをした子犬を助けたPurslaneさん。自分では善いことをしたと思っても、周りからは批判の声が。この心の葛藤をネットを通じて解決するところに、時代の流れを感じさせられる。資料写真。
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2007年12月17日、「成都晩報」で、ケガをした子犬を助けるため生活費のすべてをつぎ込んだ女子大生の心温まるエピソードが報じられた。
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子犬を助けたのは、四川大学に通う20歳の女子大生・Purslaneさん。12月3日、いつものように友達の張(ジャン)さんと自動車教習所へ来たPurslaneさんは、数日前から姿が見えなかった教習所の飼い犬・楊(ヤン)ちゃんが、教習所の車にはねられ捨てられたことを知った。
数日後、ケガをした楊ちゃんを偶然見つけたPurslaneさんは、すぐに病院へ連れて行った。しかし、学生のためお金に余裕がなく、親からの仕送りを治療費にあててしまったのだ。このことを知った両親は、「野良犬にそんな大金を使って、お前は一体何を考えているんだ!」と激怒。
両親の怒りに納得できなかった彼女は、「私はかわいそうな子犬を助けたのに、私の両親は私をバカ呼ばわりする」とネットの掲示板に書き込んだ。すると、「あなたは良い人だ」という意見や、「今の世の中、助けを必要としている“人”がたくさんいるのに…」という意見など、さまざまな反応が返ってきた。
しかし、彼女のやさしい行動に心を打たれた人から、50元(約750円)、100元(約1500円)、200元(約3000円)とお金が送られてくるようになり、最終的には2100元(約3万1500円)の寄付金が集まったという。Purslaneさんは、このお金で楊ちゃんを元の元気な姿に戻すことができたという。(翻訳・編集/FK)
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