患者に蒸留酒を飲ませて重体に!ペットボトルに入っており水と勘違い?―江西省九江市

Record China    2007年12月19日(水) 17時21分

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15日、江西省のある病院の食堂で、ミネラルウォーターと間違え蒸留酒を飲ませ、患者が危篤状態に陥っている。酒はペットボトルに入っており、水と区別がつかなかったという。資料写真。

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2007年12月17日、「江南都市」の報道によれば、15日、九江市の病院で人工透析を受けていた男性が、病院の食堂で水と間違えて出された「白酒」(バイジウ)を飲み重体、危篤状態が続いているそうだ。白酒は中国の蒸留酒で色は無色透明、アルコール度数が非常に高い。

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男性は尿毒症を患っており身体が弱く、味覚と嗅覚が弱かった。人工透析のため通院した際、病院の食堂で昼食としてビーフンとミネラルウォーターが出されたが、そのペットボトルに入った水が白酒だということに気づかなかった。それが水でないことに看護士が気づいたが、その後、男性は動悸が速まり、呼吸困難などの症状に見舞われた。そのため、人工透析が出来なくなり、男性は危篤状態に陥っているという。

男性に食事を運んだ食堂職員は、「ペットボトルの中身が白酒だったなんて思いもしなかった」と記者のインタビューに答えている。職員は食事と水を人工透析センターに運び、ペットボトルのふたを開けて男性に渡したあと立ち去っている。20分後、その水が白酒だったことが看護士からの知らせでわかり、食堂の責任者がその職員に別のミネラルウォーターを持って行かせた。職員はペットボトルを2本運んでおり、いずれもふたを開けて渡しているものの、違いには気づかなかったという。

16日、病院の責任者によれば、病院は事故発生後に警察へ通報、現在警察の調査に協力しており、事件の解明が済み次第、記者会見を行うとしている。(翻訳・編集/岡田)

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