中国よりも豊かなはずの日本、国民はなぜ幸せを感じられないのか?=中国ネット「経済的には豊かだが精神的には違う」「日本人が不幸だと言うなら…」

Record China    2016年10月14日(金) 8時10分

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12日、中国のインターネット上で、「なぜ裕福なはずの日本人は幸せを感じないのだろうか?」と題する記事が注目を集めている。資料写真。

2016年10月12日、中国のインターネット上で、「なぜ裕福なはずの日本人は幸せを感じないのか?」と題する記事が注目を集めている。

日本は、治安の良さや衛生環境の良さ、食べのものおいしさ、景色の美しさなどが世界から高く評価されている。一方で、今年3月に発表された国連による2016年度版「世界幸福度報告書(2016 World Happiness Report)」では、日本は53位と決して上位ではない。しかも、15年の46位からさらに後退しているのだ。記事は、「日本は本当に失業率が20%もあるスペイン(37位)や、政治や経済に危機が生じているベネズエラ(44位)、ニカラグア(48位)などよりも不幸なのか?」と疑問を提起している。

国連の報告書が指標として用いたのは、1人当たりの国内総生産(GDP)、健康寿命、困った時に頼れる人の存在、政治やビジネスの汚職の少なさ、人生の選択における自由度と寛容性の6つの要素。幸せの基準をどこに置くかは人によって異なるため、その国の国民が実際に感じている幸福度とは差がある可能性もある。

記事は日本人が幸せを感じていない背景として、週刊誌が行った調査で40代男性の多くが「性生活がない」と回答したことや、98〜11年まで14年連続で自殺者が3万人を超えた「自殺大国」であること、日本社会ではますます貧富の差が拡大していることや、少子高齢化で特に若い世代が将来に希望を持てていないことなどを理由に挙げている。

これに対して、中国のネットユーザーからは、「知っている日本人はみんな『日本に生まれて幸せ』と言っている」「もし日本人が不幸だと言うなら、中国人は死んだほうがマシとしか言えない」「日本人はストレスが大きいからな。中国人のように発散しないし、いつも君子のふりをしないといけない」「経済的には豊かでも、精神的には豊かではないのだろう。引きこもりが多過ぎる」「幸福度の高さは、国による洗脳の程度に比例する」「日本人が幸せかどうかはわからないが、俺は不幸だ」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

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