愛国主義の名の下に不満をぶちまけ、他国製品をボイコット!極端な行動に理性求める声高まる―中国

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26日、中国のシンクタンク・中国社会科学院政治学研究所の周少来研究員は「中国には理性的な愛国主義が必要だ」とする記事を環球時報に寄稿した。資料写真。

2016年7月26日、中国のシンクタンク・中国社会科学院政治学研究所の周少来(ジョウ・シャオライ)研究員は「中国には理性的な愛国主義が必要だ」とする記事を環球時報に寄稿した。

中国では近年、愛国主義の名の下に、不満をぶちまけ、示威的な行動がとられるケースが少なくない。その一方で、そうした行動をとる人々に批判的な見方も広がっており、二極化が社会を二分するとともに、愛国主義に対する理性的な思考を左右している。

愛国主義は人の持つ最も本能的な感情だが、さまざまな利益が複雑に入り組んだ現代社会においては「愛国」と「売国」の明確な区別は難しく、単純に他国の商品をボイコットすることは愛国主義ではなくなっている。

中国は発展と変革の重要な時期にある。中国に必要なのは「理性的愛国主義」で、「本能的愛国主義」から昇華させなければならない。そのためには、二極化した思考を避け、内輪もめもすべきでない。レッテル貼りややり玉に挙げるような行為よりも、法や制度の枠組みの中での理性的で平和的な議論が愛国には必要だ。(翻訳・編集/岡田)

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