<続報>22歳の妊婦死亡事件、遺族が病院の責任を告発―北京市

Record China    2007年12月18日(火) 14時41分

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12月14日、先日北京市で発生した「22歳妊婦死亡事件」に関し、妊婦の母・李小娥の弁護士・王良斌は市衛生局に病院側の治療体制に問題があったと告発する文書を送った。写真は被害者の夫・肖志軍。

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2007年12月14日、先日北京市で発生した「22歳妊婦死亡事件」に関し、妊婦の母・李小娥(リー・シャオウー)の弁護士・王良斌(ワン・リャンビン)は市衛生局に病院側の治療体制に問題があったと告発する文書を送った。

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12月21日、21日、北京市の朝陽医院北京西分院に22歳の妊婦・李麗雲(リー・リーユン)が運び込まれた。病院は呼吸器系統の感染病と診断、胎児の命を救うためには即座に手術が必要だと判断した。しかし、夫の肖志軍(シャオ・ジージュン)は「単なる風邪」と主張、再三の説得にも応じず手術に同意しなかった。医者は薬物治療など出来る範囲での治療を尽くしたが、病院到着から数時間後、李さんは死亡した。病院は規定を頑なに守るあまり医者としての義務を放棄したと大きな批判が巻き起こった。

遺族は病院の責任を追及する姿勢を示している。ある医師は李さんには人工呼吸装置による治療が必要だったと話すが、人工呼吸器が使用されたのは死亡するわずか1時間前で明らかに治療が遅れていたという。

また、王弁護士はカルテが改ざんされているとの内部告発の手紙を受け取ったという。確かにカルテは緊急事態にも拘わらず整然と書き記されており、事後に改ざんされた可能性が高いと王弁護士は話した。さらに王弁護士の調査の結果、カルテに記載された医療スタッフ17人のうち8人が市衛生局に未登録であり、北京市での医療に従事する資格がなかったことが判明、病院の体制に大きな問題があることを指摘した。(翻訳・編集/KT)

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