家電販売大手・国美電器グループが大中電器の買収を発表―中国

2007年12月16日、中国の家電販売最大手・国美電器グループは大中電器の買収を発表した。大中電器の買収については家電販売大手・蘇寧グループも交渉を続けてきたが、買収合戦は国美グループの勝利で幕を閉じた。

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国美電器グループの陳暁（チェン・シャオ）総裁によると、同グループ所属の天津国美コンサルティングが第三者である戦聖管理公司に銀行を通じて資金を貸付、戦聖管理公司が大中電器を買収後、その経営と管理を国美グループに依託するという形式を取る。買収価格は36億5000万元（約550億円）。

大中電器は北京に61店舗を展開、他地域にも20店舗を有している。他地域の店舗は国美に統一されるが、北京市では大中のブランド名は残されるという。北京市でシェア70％を誇る国美電器グループの販売網がさらに強化されることで、メーカーへの発言力がさらに強まると見られている。（翻訳・編集/KT）