重慶のGDP急成長15.4%、トップ3入りか―中国

Record China    2007年12月17日(月) 16時45分

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中国では、重慶市が経済の中心として急成長を遂げている。直轄市になって以来、重慶のGDP成長率は最大となる15.4%を記録。

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2007年12月16日、重慶が経済の中心として急成長を遂げている。重慶市委員会常務委員、常務副市長である黄奇帆(ホアン・チーファン)氏が15日、同市の経済情勢に関する分析を発表したと、新華網が報じた。

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黄氏は、今年1―11月、同市のGDP成長速度は15.4%に達し、今年のGDPは4000億元(約6兆円)を超えるとともに、全国でトップ3入りすると予想した。これは同市が直轄都市となって以来最大のGDP成長率となる。また、今年1年間の財政収入は800億元(約1兆2000億円)を超えるとし、今年1月から11月の都市住民の収入増加幅は18%、農村住民では22%に達しており、「一般市民の財布もふくらむはずだ」と話した。

借入額がGDP総額を大幅に超過していることについて黄氏は、「経済の中心に特有の現象で、企業が銀行から借り入れた金額のうち一部が外地のプロジェクトに投資されることで起きる」とし、広東や上海と同様の事例が重慶に現れ始めたと話す。重慶市のGDPは現在約4000億元、借り入れは5500億元(約8兆4000億円)だが、2012年にはGDP7000億元(約10兆7000億円)に対し借入額は1兆4000億元(約21兆4000億円)を超えると黄氏は予想している。

また黄氏は、今後、重慶市の基幹産業は自動車産業から電子工業に移行していき、5年後には電子工業が自動車産業を超えると予想している。(翻訳・編集/岡田)

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