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4日、韓国で息子の安否を心配して軍部隊にまで出動する「ヘリコプターママ」が登場している。資料写真。
2016年5月4日、韓国・朝鮮日報はこのほど、息子の安否を心配して軍部隊にまで出動する「ヘリコプターママ」が登場していると伝えた。
「ヘリコプターママ(=ヘリママ)」とは子どもが大人になっても過剰保護な母親を表わす言葉で、ヘリコプターが着陸直前にグルグル回るかのごとく軍の幹部に頻繁に連絡して息子の安否を確認するという。また、息子の所属部隊が作ったSNSのグループ上からも軍隊生活の写真などが共有できるようになっており、少しでも異常があれば隊長にメッセージを送ったり、軍隊内での職務変更の依頼をしたりと、「軍隊が国防幼稚園になった」とまで言われるようになってきている。
「ヘリママ」の台頭の裏には、2014年の江原道高城郡兵長銃乱射事件や漣川後任兵暴行致死事件などにより、親が軍隊を信じられなくなっていることがある。か弱い息子に過保護な親、信頼をなくした軍…そんな軍隊がどうやって国を守るのか、と記事はつづっている。
これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。
「戦場に母親がついて行くことはできないんだから、どうかやめてほしい」
「職業軍人がかわいそう。こんな弱い兵士を引き連れて戦争に行ったら…結果は分かってるのに戦わなければならないなんて」
「SNSのグループを作るとは、軍は何をやってるんだ!『国防幼稚園』なんて恥ずかしくないのか」
「軍隊は団体生活を経験して仕事に対する責任を直接体感する国民の訓練場。軍が断固たる態度をとらないから幼稚園になり下がり、親が割り込んできてしまった」
「ヘリママに指揮権を譲ったら?」
「軍隊に行って来た人なら分かるけど、軍隊は信じられない」
「自殺に暴力事件にと問題山積みの軍隊なら行かない方がマシだと言う前に、軍隊はまず『情操教育』をすべき」
「弱っちい軍も問題だけど、一番は防衛産業省の汚職。金を食べてる幹部たちを何とかしろ」
「20代の若い国会議員が防衛産業省の不正に対する厳格な法律を作って施行してほしい」(翻訳・編集/松村)
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