「国家機密事項」だった毛沢東の遺産、誰のものに?原稿報酬だけで1億3000万元!―中国

Record China    2007年12月11日(火) 22時3分

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10日、故毛沢東主席が生前に書いた全著作の原稿報酬は1億3000万元に上ることが明らかに。この巨額遺産が誰に帰属するのか、彼の個人資産に関する興味深い資料が発表された。写真は秦皇島にある毛沢東の詩『浪淘沙・北戴河』が刻まれた石牌。

2007年12月10日、広東省の「広州日報」は最新の雑誌「党史文苑」に掲載された「毛沢党億万原稿報酬の争議」を紹介。その中で故毛沢東主席の著作に関する原稿報酬が、2001年当時で1億3121万元(約19億7000万円)であったことが明らかになった。

03年7月、中国共産党中央党史研究室と中央直属機関工作委員会が、それまで謎とされていた故毛主席の個人財産およびその管理状況について国務院に対し開示請求をおこない、初めて明らかになったとのこと。

それによると、1976年12月長年毛沢東の警備責任者を務めていた汪東興(ワン・ドンシン)はこの年亡くなった毛沢東の私有財産を調査。中国人民銀行の口座に「中共中央中南海第1党小組」の名義で、それまでの原稿報酬7582万元(約11億3730万円)を預金していたことが判明。このことを知っているのは当時汪興東と周恩来、そして毛沢東の個人秘書だった張玉鳳(チャン・ユイフォン)の3人のみだったという。これ以外に、中国人民銀行中南海支店に毛沢東本人の名義で残高90万元(約1350万円)ほどの口座があった。

この巨額遺産をめぐって、これまで4番目の妻江青(ジャン・チン)とその娘李訥(リー・ナー)、毛沢東の3番目の妻賀子珍(フゥ・ズーチェン)との間に生まれた娘李敏(リー。ミン)がその相続権を主張。しかし毛沢東の遺産はすべて党に帰属するとしていずれも却下され、娘2人に200万元(約3000万円)と住宅を与えたのみ。(翻訳・編集/本郷智子)

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