<北京五輪>独自開発のGPS衛星「北斗」の初利用、交通管理と会場監視に―中国

Record China    2007年12月7日(金) 9時5分

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来年の北京五輪で、独自開発のGPS衛星「北斗」を初利用へ!交通管理と会場監視に活用されるほか、道路交通情報も発信される。写真は「北斗」を載せた「長征3号甲(CZ-3A)」ロケット。

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2007年12月6日、上海のニュースサイト「解放網」は、「2007上海国際無線産業と科技発展フォーラム」の記者会見で、中国独自の全地球測位システム(GPS)衛星「北斗」を利用して、来年の北京五輪の交通整理、会場の監視を行うとの発表があったと報じた。

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中国ではこれまで、独自開発のGPS衛星「北斗」が、5機打ち上げられている。2003年には、GPSのテストシステムが完成し、各方面で試験的に使用されてきた。2008年までに、さらにもう1機が打ち上げられ、中国のGPSシステムは整いつつある。

発表によると、北京五輪が、正式にGPS衛星「北斗」が活用される初舞台となる。五輪期間中の交通管理と会場監視に利用する予定だ。同時に、北京交通部との提携により、道路交通情報の発信も開始される。また、2010年までに、上海でもGPSを利用したサービスが開始される見込みだ。

現在、世界で利用されている、衛星からの電波を受信し位置を測定するシステムは、中国の衛星「北斗」のほかに、米国の「GPS」、ロシアの「グロナス」、欧州の「ガリレオ」がある。(翻訳・編集/高橋)

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