“反革命”林彪の生誕100年行事、当局が禁止命令―中国

Record China    2007年12月6日(木) 22時47分

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12月5日、林彪生誕百年記念行事に公安当局から禁止命令が出た。中国政府上層部による決定ではないかとの見方も。

2007年12月5日、『美国之音』(VOA)によれば、彼の親類や関係者により、12月5日に林彪(リン・ビャオ)の生誕100年を記念する行事が計画されていたが、武漢公安当局から突然禁止命令が出たそうだ。

中国十大元帥の一人である林彪は、文革中に毛沢東から“後継者”として指名され、一時は実権を掌握した人物。1971年9月、中国政府は「林彪が妻と息子を連れソ連に逃亡を図ったが、飛行機はモンゴル温都爾汗に墜落、乗客乗員は全員死亡」と発表した。中国共産党は彼に対する評価を“裏切り者、内通者、売国奴、野心家、策略家”などと改め、林彪の片腕であった参謀総長の黄永勝(ホアン・ヨンション)ら部下4名は16〜18年の懲役刑に。

その林彪の親類や林彪が指揮した第4野戦軍のかつての部下らが、12月5日に湖北省黄崗で林彪の生誕100年を記念する行事として銅像除幕式を計画。林彪が生前親しくしていた人物や関係者が出席する予定だったが、武漢公安当局から突然禁止命令が出た。

『美国之音』中国語部の記者が武漢公安当局にインタビューしたところ、ある幹部は「何も知らない」と答えているそうだ。ある情報では、これは中国政府上層部の決定とも見られているという。林彪の部下だった黄永勝の子息は「当局の行動も理解できなくはないが、これは合法的な集まり」と述べ、遺憾の意を表した。(翻訳・編集/岡田)

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