全人代副委員長に陳至立氏、劉延東氏は国務委員に昇格―中国

Record China    2007年12月5日(水) 17時44分

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中国の政界で人事調整が続いている。陳至立氏は全人代副委員長に、劉延東氏は国務委員に昇格。国務院上層部の人事も次第に明らかになってきた。写真は陳氏。

2007年12月3日、「明報」の報道によれば、中国の政界人事調整が続いているが、昨日政府筋から再び発表があり、元四川省委員会書記だった杜青林(ドゥ・チンリン)氏が劉延東(リウ・イエンドン)氏の後任として正式に中央統一戦線部長を引き継ぐことになった。

ある情報では、62歳の劉氏はすでに国務院の党組織メンバーとなっており、来年3月に陳至立(チェン・ジーリー)氏のあとを引き継いで国務委員となり、衛生、文化、教育などを担当する予定だそうだ。65歳の陳至立氏は71歳の顧秀蓮(グー・シウリエン)氏のあとを引き継ぎ、全国人民代表大会副委員長、全国婦女連盟主席を担当するものと見られている。

国務院上層部の人事も次第に明らかになってきた。政治局常務委員李克強(リー・カーチアン)氏は常務委員会副総理に、回良玉(フイ・リャンユィー)氏は副総理に留任し、王岐山、張徳江両氏も副総理に、劉延東氏、公安部の孟建柱(モン・ジエンジュウ)、国防省部長となる梁光烈(リャン・グアンリエ)氏、国務院秘書長となる馬凱(マー・カイ)氏らは、国務委員を担当するようだ。

この中で注目されるのは陳至立氏。福建省出身、大学院修了の学歴を持つ。上海市委員会宣伝部長、上海市委員会副書記、教育部長、国務委員を歴任し、前共産党総書記の江沢民の側近。1989年の天安門事件当時、上海市委員会宣伝部長だった陳氏は、当時上海市委員会書記だった江沢民に協力、体制に批判的な記事を掲載した『世界経済導報』を廃刊させた「世界経済導報事件」の処理にあたった。教育部長在任中には教育改革を推進している。(翻訳・編集/岡田)

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